はじめに
第2次大戦後のわが国の社会体制は、いわば国の成長を支えるシステムとして構築され、わが国を世界有数の経済大国に押し上げるなど大きな役割を果たしたことは確かです。
しかし、20世紀の末頃から、国際化、情報化、高齢化、少子化など社会構造の変化が急速に進展しその結果、従来のシステムでは、こうした新たな課題への対応が困難であることが明らかとなりました。一方、これに対応するため、近年、グローバリゼーションや市場主義といった考え方が声高に叫ばれつつありますが、こうした考え方一辺倒では、これまで以上に競争や効率を重視し人間を軽視する社会を招きかねないという危険性をはらんでいます。
そうではなく、21世紀という新たな時代へ足を踏み入れた今こそ、人間が人間らしく生きられる新しい社会システムを構築しなければなりません。本市においても、まさに世紀の節目である2000年には2025年を目途にした「京都市基本構想」が、引き続き翌年には2010年を目標にした「京都市基本計画」が策定され、新たな社会システム構築に向けての都市づくりが始まっています。
公明党京都市会議員団では、こうした本市の取組みを支援するとともに、より人間らしい都市づくりを目指すため、京都市基本計画を充実・発展させるプランとして、ここに「21世紀京都の人間都市づくり」を提案いたします。